VI ANJERIE US LIFE VOL 51 <FEBRUARY TO MARCH 2024>

1,バレンタインデー

2月に入ってすぐ、私は体調を崩してしまい1週間仕事を休みました。眼が赤く充血して、腫れてしまいました。眼科に行くと、ウイルス性に感染しているとのこと。しばらく通院しました。熱は出ませんでしたが、念のため、テストをしました。コロナウイルスには感染していませんでしたので、よかったのですが、眼がすっきりし、完治するまで、時間がかかりました。現在、私は眼の病気にかかっているので、それも心配していましたが、大丈夫でした。良かったです。

バレンタインデーの当日は、ウイークで仕事をしていましたので、週末にレストランに行って食事しようかと計画を立てていました、しかし、シカゴはお天気が悪く、雪まじりの雨が続いていましたので、遠出するのは、やめて、近所で食事することにしました。

日本でも回転寿司でメジャーなお寿司の店が近所の大きなモールの一つOAK BROOK SHOPPING CENTERのエリアにできましたので、そこに行くことにしました。

オーダーをしてお寿司を席に届けてくれるの、回転寿司というものとは少し違います。お魚のネタは意外と良かったのですが、お米がイマイチなのが残念でした。

お寿司だけでなく、このエリアには、ラーメンをサービスする店が2軒できました。

リチャードはラーメンが好きです。シカゴはまだ寒いので、温かいラーメンもいいね、といって時々、食べに行っています。アメリカの会社だと思われる、とんこつラーメン専門店か、日本でメジャーな店を展開しているそのラーメンの店に交互に行っています。

ただし、日本で食べるラーメンより値段が高いのと、麺がどのお店でも同じようなものを使っていたり、決め手となる、スープのコクが、何か違うと感じることが多いですね。

2,かみの入院

仕事が休みの早朝、3月3日に、猫かみを連れて、いつものようにコンド内のお散歩に行きました。うさぎを見つけたので、彼は追いかけていくと、急に走ったことで、具合が悪くなり、大きな声で鳴いて、倒れてしまいました。

すぐに抱っこして、家まで運び、ドアにの近くの椅子に体を横たえました。リチャードを起こして、話をしてから、ベッドに連れていき、様子をみることしました。

ビデオを撮りました。体全体で息をしているので、かなり苦しそうです。

リチャードは、大丈夫、寝かせよう、というので、気になりながら、プライマリードクターJ先生にビデオを添付して、メールをしました。

しばらくして、すぐに返事がありました。

救急病院に連れていったほうがいい。もしかしたら、もたないかもしれないから。

とのこと。

心臓専門医にも救急病院があるので、そこへ運んで、連れて行くつもりでしたが、専門医は車で1時間半かかるため、車の中で何かあったら、心配だとリチャードがいうので、やめることにしました。去年心臓病の肺水腫という病気で手術して4日間入院した救急病院には、彼の記録もあるのですぐに診てくれるだろうということで、そこへ行くことにしました。車で15分の距離なので、近いからです。

救急病院のK先生がもつかどうか、わからないとのことでしたが、レントゲンをとってもらいました。そのK先生が心臓専門医にトランスファーをするほうがいい、と話していたのですが、そこは、集中治療室がいっぱいでこれから、入院できないとのことでした。

このままここで48時間入院する、ことに決断しました。

その間何が起こるか、わからないので、必死で見守りました。

高額な支払いに、驚きましたが、今私ができることを精一杯すれば、きっとかみにも通じると信じて、K先生にお願いしました。

手術にはいたらなかったので、それはそれで、助かりました。たくさんの点滴をうちました。夕方から入院し、すでに真夜中の2時半を過ぎました。私たちは、ずっとその治療室を見守っていましたが、何も食べていません。過労してはいけないので、一度家に戻りました。

翌日の朝、お見舞いに行くと、かみは元気になっていて、食事もたくさん食べていました。回復力がいいと、アシスタントから言われて、嬉しかったです。

ほっと胸をなでおろしました。

救急病院は、とても混雑していたので、また、一度家に引き返しました。

軽く食事をしてから、夕方またお見舞いにくると、これから2回目の検査で、レントゲンをとるとのことでした。

しばらくその結果が出るのを待っていましたが、明朝になるとのこと。夜10時過ぎまで待っていましたが、明日の朝、日曜ですが、出直すことにしました。

心臓専門医のアポをとってもらいました。月曜の朝になったそうです。専門医のアポがその次の日なので、それまで、かみはつらいと思いますが頑張ってもらわなければなりません。

日曜の朝、お見舞いに行くと、金曜の夕方からの48時間の入院でしたが、検査の結果は安定しているので、退院していいとのことでした。

キャリアを持っていっていなかったので、キャリア用の箱にかみを入れてすぐに家に戻りました。

大変嬉しかったです。本当に良かったです。かみはよく頑張っています。

かみも早く家に戻りたいようでした。私たちの願いをかみ自身もわかったのだと思います。

今回の流れの記録のコピーをもらいました。それを全て持って、明日の朝、心臓専門医に行くことになりました。

家に戻ってから、かみは、元気そうでした。いつものようにたくさんキャットフードを食べるので、一安心です。

月曜の朝、専門医にかみを連れていきました。

エコー検査をしました。心臓に負担がかかり、腎臓病も併発したようです。

検査結果は安定しているとのこと。しかし心臓発作がいつ起きるか、わからないので、無理をさせない、大事にするようにとのことでした。またたくさんの処方箋の新しい薬が出ました。それを飲むことになりました。

次のアポは3週間後です。

帰宅してから、心臓病の新しい薬を飲ませようとフードに混ぜたりしましたが、のんでくれません。

専門医のR先生に問い合わせをしても返事がないので、プライマリードクターJ先生に相談しました。

心臓病の薬を飲まなくても大丈夫でしょう。とのこと。

3週間経ち、心臓専門医のアポに猫かみを連れていきました。

血液検査の結果は、良好でした。次のアポは半年後とのこと。ホッとしました。

この3週間後のアポに至るまで、私は猫のケアのビデオを観て研究したり、サイトを読んで、食事療法を勉強しました。腎臓病に効果があるというキャットフードをオンラインで買いました。

そのフードを東京の友人に頼んで、シカゴまで国際郵便で送ってもらいました。

そのフードをあげるのはどうかと心臓専門医に聞きました。

腎臓病はノーマル数値になっているので、薬の効果だとかーー。

心臓治療の薬は飲んでいませんが?検査結果が良い結果だったのは?と疑問が残りましたが。

心臓病の薬を飲ませるように、と勧められました。今後は錠剤を小さくしてフードで混ぜるのではなく、リキッドにして、飲ませるほうがいいとのこと。

それを購入することになりました。薬はリチャードの担当なので、まかせています。

腎臓病に良いという新しい日本から郵便で送ってもらった、キャットフードをドクターR先生から食べさせてみてもいいとのことでした。早速食べさせ始めました。その効果かどうか、わかりませんが、ボールで遊んだり、狭い部屋の中を元気に走り回るようになりました。

外に出さないほうがいいのですが、晴天の時は、リチャードが一緒にお散歩に連れていっています。

私が今できることをすることが一番だと思っています。

何かが起きても後悔しないように、ベストを尽くしてケアをしています。

専門医のドクターR先生は危険な状態だから、無理をさせないこと、1年ぐらいもつか、どうかわからないから。との診断でした。

それを感じさせないぐらい、元気になっています。

リチャードが80歳になるまで、私が還暦を迎えるときは、一緒にお祝いできるように、かみには頑張って生きてほしいです。

少しでも長く延命できるように、私たちは、ケアをしていきたいと思います。

毎日、見逃さずにかみの行動をみて、もし具合が悪そうであれば、救急病院に連れていくのもよいですが、できるだけ、すぐに病院に連れていき、診察してもらうことがいいのだと感じました。

犬や猫を飼っている人たちが多いです。私から簡単なメッセージを伝えたいです。

私の経験から言えることは、

動物の様子をよくみる、変化をみる、これがケアのひとつだと思います。大丈夫、といって自己判断せず、病院に連れていく、またドクターに相談することです。

かみのように、病院苦手で、病院のアシスタント、テクニシャンにはアグレッシブでこまらせることが多いです。病院に行くことで、動物にストレスを与えてはいけません。

しかしながら、ペットオーナーの責任でもあります。定期健診をすることです。

たくさんの愛情を注ぎ、大事に育ててあげましょう。動物、ペットの意志もよく聞いてあげてください。

私たちも一日を大事にし、感謝しながら、かみのために尽くそうと思っています。

私ごとですが、リチャードとの間に子供がいません。お互い何か、向き合うものがあれば夫婦間もうまくいくのでは、ということから、かみをアダプションしました。彼は12歳になりました。大事な家族の一員です。これからも毎日ベストを尽くしていこうと思います。

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